上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --.--.-- -- l スポンサー広告 l top
    共同研究者の若山氏については彼の言動からネット上で真犯人説など疑念が散見されていたが、「STAP細胞事件=ES混入偽装事件」説を唱える私からすると、若山氏もまた被害者の一人であり、その不可解な言動もすんなり説明がついてしまう。

    STAP細胞の存在を一番よく分かっているのは若山氏である。何しろ、STAP細胞を何十回となく見ているのだから。

    2014年4月16日の記者会見で、ES細胞の混入の可能性について聞かれた笹井氏が、「内部細胞塊の初期の細胞を小保方さんが取ってきてSTAP細胞だと言って入れたということは、細胞のサイズの大きさが極端に違うことから世界の若山さんが間違えるわけはない。」と言うように、その道の達人が自分の専門分野で小保方氏に騙されたと考える方がおかしい。

    若山氏はSTAP細胞の存在を確信していたはずである。山梨大に移って、STAP細胞の再現に四苦八苦していたときでも、若山氏はアメリカの幹細胞生物学者Knoepfler氏のインタビュー(2014年2月)にこう答えている。

    「私は逃げない。なぜなら、全ては真実だからだ。しかし、新しい技術は再現するのに時間がかかる。例えば、最初のクローン動物のドリーは論文発表から1年半も再現出来なかった。人のクローン胚のES細胞は論文が掲載されてからまだ、再現されていない。従って、少なくとも1年間は待ってほしい。その間には、誰かがまた私自身が再現に成功すると信じている。」

    ところが、その直後の2014年3月10日、「STAP細胞が存在するのか確信が持てなくなった」として論文の撤回を呼び掛けるようになる。若山氏が撤回を呼び掛けた理由について、NHKは次のように述べている。

    「STAP細胞が出来た重要な証拠の一つである特定の遺伝子の変化が論文発表前には変化があったと報告されていたのに対し、先週発表された理化学研究所の文書では変化がなかったと変わったことを挙げています。さらに研究チーム内の会議に提出された過去の実験データを検証したところ、不自然な画像が見つかるなど、複数の重大な問題が見つかったとしています。」

    漠然とした内容だが、先週発表された理研の文書というのは3月5日の丹羽氏の実験手技解説(プロトコール エクスチェンジ)のことで、「TCR再構成(※)」が見られなかったことを言ったものだと思われる。これについて笹井氏は「①STAP細胞のなかにT細胞が含まれている確率はもともと低い、②マウスは1週齢で再構成が起きている確立もそれほど高くない、③STAP細胞からSTAP幹細胞になるのはその一部である。従って、STAP幹細胞にTCR再構成が見られなかったとしても、確率論からすると不思議ではない。」と述べている。

    実際のところ、これについては若山氏も同じことを思っていたはずである。おそらく、このとき若山氏の頭にあったのは調査委員会の報告書に記述されていた、このことだろう。

    STAP幹細胞FLSから作製した4Nキメラを戻し交配して得た子にGFPを含まないマウスが含まれていた。このことは、STAPFLS幹細胞FLSを作成したマウスは129(CAG-GFPホモ)とB6(CAG-GFPホモ)を交配したF1であるとの、若山氏の認識と矛盾する結果だが、若山氏と小保方氏はこの矛盾について、それ以上の追求をしなかった。

    すなわち、マウスの取り違いの可能性である。画像の疑義から一斉に論文不正の追及が始まっていたので、そのうち掲載データを解析され、論文と違うマウス系統であることが分かってしまうことを恐れたのだと思われる。ひとたび、外部から指摘されると、若山研にとっては致命的なダメージになる。今後、発表する研究の信頼性まで損なわれてしまう。そのため、論文を撤回し、事態を一刻も早く収束させようとしたのだろう。もちろん、マウスの取り違えは若山氏のミスではなかったのだが。

    TCR再構成(※)とは
     血液中を流れる白血球のうち、リンパ球と呼ばれる細胞の一種にT細胞があり、体内に侵入する異物を感知する重要な役目をもつ。T細胞は細胞表面にT細胞抗原受容体(TCR)を有しており、1つ1つのT細胞はそれぞれ異なるTCRを持つことで、どんな異物でも認識できるようになっている。一度、分化すると遺伝子組み換え(TCR再構成)が起こる。従ってSTAP幹細胞にこのTCR再構成が見られれば一度、分化した細胞が初期化されたものだという証明になる。


    関連記事
    スポンサーサイト

    2015.11.06 Fri l STAP細胞事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

    コメント

    コメントの投稿












    トラックバック

    トラックバック URL
    http://wamoga.blog.fc2.com/tb.php/91-b5dce213
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。