「桂調査委員会」の報告書で調査したとされるSTAP細胞関連株は下の表の12種類である。参考資料P67をみると実際には15種類、調べられているが、ここでは12種類しか表に出ていない。これはあやしいと思うのだが、それはさて置く。「桂調査委員会」が「STAP細胞はES細胞の混入である。」としているのであれば、最低限、以下の根拠を示す必要がある。

    (1)STAP細胞とES細胞において遺伝子情報が一致する。
    →STAP細胞は増殖能力が低くすぐに死滅してしまうのでSTAP細胞自体の試料は残っていない。STAP細胞を特殊な培養液で増殖能力を持たせたSTAP幹細胞、FI幹細胞(STAP細胞から作られる幹細胞の別種)の試料があり、それと比べて遺伝的に酷似でなければならない。
    (2)STAP幹細胞、FI幹細胞よりもES細胞の方が先に作られている。
    →これは混入する(させる)のであるから当然である。

    STAP関連細胞株

    ここで、表の①~⑧までが小保方研もしくは若山研にあった試料で⑨~⑫までは他の研究室からわざわざ取り寄せて調べたものである。

    この表で、各STAP幹細胞、FI幹細胞とGFPタイプ(ある条件のもとで緑色に光る遺伝子タイプ)、性別、遺伝的背景、特徴的な欠失等(Chr3/8は第3染色体/第8染色体を表す)が同じであるES細胞が存在することが分かる(色分けされた線で繋いである)。従って(1)は証明されているように思える。しかし、(2)についてオレンジ色のラインの関係をみてほしい。⑨はもともと研究室にはなかったES細胞なので除外すると⑧の作成日は不明である。このため、⑧がSTAP幹細胞①、FI幹細胞②より先に作られたどうかは不明で、⑧が混入したとは言えないのである。ES細胞の混入だというなら、少なくとも⑧が①より先に作られていることを科学的に証明しておく必要があった。しかし、その手順を踏まず、「桂調査委員会」はES細胞の混入だと言っているのである。

    この⑧の129/GFP ESは小保方研のフリーザーから見つかったES細胞で、小保方氏が盗んだというES細胞の一つである。これについては作者不詳で小保方氏はじめ若山研の関係者は皆、知らないといっており、存在すること自体、あやしい細胞である。次回は、この⑧が①のSTAP幹細胞が出来た後に作成されており、従って、ES細胞の混入は起こっていないことを示そうと思う。


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    2015.07.22 Wed l STAP細胞事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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