「高知白バイ事件」のスリップ痕が騒がれたのは、オタマジャクシのスリップ痕があったからである。このスリップ痕はバスの最終停止位置のタイヤの下に出来ている。ブレーキ痕は停止時に、より濃く付くので、このオタマジャクシはブレーキ痕の証拠として作られたものである。

    オタマジャクシ

      しかし、実際は横滑り痕なので、タイヤの回転が止まり、横滑りも終わる停止位置にはスリップ痕はつかないはずである。このオタマジャクシ痕は完全に書き加えたものだろう。そのため、オタマジャクシ痕は少しずれている。最初は周りより濃かったのが、時間が経つと逆に周りより薄くなっているので、オタマジャクシ痕は別の何かで書かれていることは明らかである。

    停止位置のずれ

     一審の高知地裁ではこのオタマジャクシ痕を「バスの先端の濃いスリップ痕は事故車両から漏れた液体がついたもの」とし、ブレーキ痕とは認めていない。あまりにも濃過ぎて不自然だったからである。しかし、少なくとも事故直後の右タイヤの周りに漏れた液体はないし、左タイヤは液体の広がった範囲とは距離が離れ過ぎている。裁判長が、このような珍説を堂々と判決文に書いているのは驚くばかりである。このオタマジャクシ痕を捏造以外の根拠でうまく説明できるものは何もないだろうと思う。

     さて、このオタマジャクシ痕だが、裁判長が言うように、衝突時に流出した液体を使って書かれたのではないかと思っている。最初は濃く写っているオタマジャクシが、時間が経つにつれ薄くなっていく様子が、流れ出た液体の状態とよく似ていて、写真に撮られた色合いもよく似ている。

     もともとのスリップ痕は生徒22人と教師3人を載せたバスが横からぶつけられ出来た横滑り痕であった。このタイヤ痕からは「緊急走行でもない白バイが、右折車線に止まっているバスに激突し、50cm近く押し上げて大破した」という事故形態が明らかになる。警察にとっては致命的な事故だ。そこで、白バイの過失を0にするため、ブレーキ痕が必要だったのである。これが、オタマジャクシ痕と途中のブレーキ痕を警察が書き加えた理由である。

     警察にとって都合が良かったのは、バスが既に右折態勢になっていたため、50cmの振れ幅でも、やや右に傾いただけで止まり、見た目に衝撃の大きさが分からなかったことである。実況見分調書も改ざんして衝撃の大きさを隠してしまった。弁護側はオタマジャクシ痕に目を奪われ、スリップ痕は全てが捏造されたものと勘違いし、全く、検討をしなかったのだろう。このため、横滑り痕という重要な事実を見落としてしまった。これは裁判にとって致命的なミスであった。

    関連記事
    スポンサーサイト
    2015.01.12 Mon l 高知白バイ事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

    コメント

    コメントの投稿












    トラックバック

    トラックバック URL
    http://wamoga.blog.fc2.com/tb.php/76-d127ac75
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)