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     前回の擦過痕をプロットして貼り付けた白バイの写真には車輪を付けておいた。今度はこの白バイの写真から、車輪と擦過痕のプロットを一体にして抜き取り、逆に擦過痕が写った写真に貼り付けることにする。擦過痕の写真に元々付けたプロットと転写するプロットが全部、重なるよう微調整して、ピッタリ一致したとき、その白バイがどういう状態で擦過痕を付けたのかを知ることが出来る。

    擦過痕逆転写

     結果、上の写真のようになり、白バイの前輪はバスの最終停車位置の前輪タイヤの少し前に出ているのが分かる。白バイの前輪の輪の中にある、チョークで縦棒の真ん中に横棒が交わるところが前輪タイヤの位置である。ここで白バイは転倒し、この擦過痕をつけたことになる。バスの先端は前輪タイヤから1.8m先にあり、これにより以下の事実が明らかになる。

    ①衝突地点は弁護側が主張する最終停止位置⑤ではない。
    ②衝突後、バスは約1.8m動いた。

     興味深いのは、擦過痕の形から白バイがバスと約50°の位置を保って停止していることである。白バイがバスの下にある何かに絡まって、それ以上、回転しなかったのか、それとも、白バイの慣性モーメントが小さかったかどちらかであるが、最終停車位置の白バイはまた少しバス側に寄っているので、後者の方だと思われる。慣性モーメントが小さいのは、白バイが円運動せずに(衝突を回避するための旋回行動を取らずに)、バスとほぼ直角に激突、そのときのバスの速度は無視できる程だったことになる。そうすると、白バイの転倒位置≒衝突地点(最終停車位置から約1.8m手前)ということになる。

     この衝突地点は第2車線ではなく3mある右折車線の真ん中より少し左(左から約1.2m)の位置になるが、ここで述べる事故形態は再審請求で明らかになった生徒の供述調書により裏付けられている。

    【バスの右後方に座って衝突までの一部始終を見ていた生徒の供述調書】
    ・駐車場から出たバスは一度、車道に入る前で停車。歩くより少し早いくらいの速度で国道の真ん中より数メートル手前まで進んでいった。
    ・中央側の車線(第2車線)に、トラックのような普通乗用車より大きな車が一台止まっていた。そして、その後方から白バイが近づいてきているのが見えた。
    ・白バイは車線上に止まっていたトラックのような大きな車の東側、中央分離帯側(右折車線)へと移動、そのままバスへと近づいてきた。
    ・白バイの姿を見つけた時には、バスは国道上に止まっていたが、またバスは徐々に前へと進み始めた。
    ・そしてバスが進み始めた直後、白バイが右折する車線を真っすぐバスの方へと向かってきた。そして白バイがバスと数メートルの距離まで近づいてきた時、白バイは東側にバイクを傾けた。その後、ガンという大きな音が聞こえ、バスが少し揺れた。この時(衝突時点では)バスはもう止まっていた。 「注:調書の()内は筆者が加筆」


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    2015.01.05 Mon l 高知白バイ事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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