「ゆたかくん2」は、被告が現場にいたとき撮られた写真であることを知らせるものだった。では「ゆたかくん1」はどういう意図があったのだろう。

     「ゆたかくん1」と「装着ツ!」のグレイは同じ姿勢をしている。足の位置、頭の位置も全く同じである。このため、2つの写真は同時刻に撮られたと思われる。以前、「装着ツ!」は被告がグレイと接触した時間に撮られたものではないと指摘した。この「ゆたかくん1」は、「装着ツ!」がグレイに接触した時間15:08~11分の間に被告によって撮られたとするために必要な写真だったのである。

     「ゆたかくん1」にはエサが写っている。このエサは「ゆたかくん2」での指の役目をし、撮られた時刻を15:08~11分とするトリックの小道具なのである。首輪が付けられる前の14:54分、Aさんの写真には右隅に小さくエサが写っている。犯人はAさんがグレイの写真を撮ったことを現場で見ているはずである。そのとき、エサも一緒に写ったと考えたはずである。犯人が「延長戦メール」を出すと、警察への情報提供としてグレイの写真が集まってくる。そこで広場のグレイの横にエサがあったことも分かるだろう。この状況を再現しておけば「ゆたかくん1」と「装着ツ!」はそのときに撮られた写真だと考えてくれると思ったはずである。このため、エサを置いて「ゆたかくん1」を撮ったのである。しかし、再現した肝心のエサは大きさも位置も違っており、返ってカモフラージュだということがバレている。

     Aさんの撮影から被告の撮影までは、僅か10分余りである。この間にAさんの写真で写ったエサがなくなり、「ゆたかくん1」のエサになったということになる。どちらのエサも壁際にある。そのままでは頭がつかえてエサは食べられない位置である。グレイの左側は十分なスペースがあり、エサをやるとすれば左に置くはずである。このような壁際に置かれたエサが僅か10分余りでなくなり、さらに同じような位置にまた、エサが置かれることはないだろうと思う。

     1月3日、犯人は「ゆたかくん2」を撮り、被告が猫に触れた後、首輪を付けた。おそらく首輪にはマイクロSDも付いていないだろう。動き回る猫に首輪を付け、翌日まで首輪が外れないかどうかをまずテストしたのだと思われる。犯人としては被告が接触した後、首輪が付いたということが分かればいい。翌日、首輪をつけ替えて、現場の状況を再現して「ゆたかくん1」と「装着ツ!」を撮り、あたかもグレイの3枚の写真が被告の接触した15:08~11分の間に撮られているように見せたのである。

     「ゆたかくん2」は動画で撮ったのをキャプチャーしたと書いたが、おそらくその後、同じ撮影機材で被告の動きを追っただろう。この動画をみて、犯人は1月4日に被告と同じ画角の写真、「ゆたかくん1」と「装着ツ!」を撮ったのだと思う。

     犯人は1月3日に首輪が付き、横にはエサが写っている写真を撮っているはずである。万一、1月3日に首輪がついている猫の情報が市民から提供されなかったときの保険である。警察には15:16分の首輪が付いた写真が情報提供されているようだが、通りすがりの人がたまたまグレイを撮った写真なのであろうか。これについては写真の内容を含め、一切、明らかにされていない。

     
    エサの位置800

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    2014.09.04 Thu l PC遠隔操作事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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