被告の第8回公判が行われた26年5月16日、真犯人を名乗る者からのメールが各所に届き、関係者は一時騒然となった。しかし、間もなくそのメールは、被告の自作自演であったことが明らかになった。この「真犯人メール」は以前、犯人が使っていたonigoroshijuzo2ではなく、新しいアカウントonigoroshijuzo2014から送られていた。この理由は使っていたメールが凍結されていたためとしていた。しかし、メールはアカウントにログイン出来ればクリック一つで再開できるようになっている。被告はこのアカウントに実際にログインしていたことも公判で明らかにされている。犯人なら当然、再開して使うはずであるが、被告は敢えて使わなかったということになる。この理由をonigoroshijuzo2を使うことによって自分が本当の犯人になっていくのがイヤだったからだろうと思っている。

     このため、メールには何らかの犯人性を示すものが必要であった。しかし、書かれた文面には秘密の暴露と呼べるものはなかった。弁護団は25人の宛先が犯人しか知らない秘密の暴露にあたるとした。確かにそうであったが、宛先は捜査資料に書かれており、被告が写し取っていたことも明らかになった。結局、「真犯人メール」に秘密の暴露はなかったのである。

     被告は「真犯人メール」は保釈になったら出してやろうと思っていたと話しているが、自白後に被告が犯人として供述するものはどれも信用出来ないと思っている。私はこの「真犯人メール」は26年3月25日の第5回公判が引き金になったのではとみている。「おごちゃんの日記」には、この公判後の記者会見に参加したときの感想が次のように書かれている。

    おごちゃんの日記
     「記者会見」は、プログラマとしては公開処刑と同じ状態だった。いかに無実を勝ち取るためとは言え、ギリギリやられたら、私なら泣く。彼もきっと泣きたいだろう。彼が泣かずに、認めているのは「無実を勝ちとるため」ではなくて、反論の出来ない事実だからだろう。それにしても、彼のライフはゼロだろう。会見の後で声かけようかと思ったけど、ぼーっとしてる感じでいろいろ声をかけ辛かった。

     第5回公判とこの記者会見の出来事が被告に「真犯人メール」をつくらせる動機になったのではないかと思う。被告は特別弁護人と犯人の手口を分析しているが、自分のやり方でバカにした世間を見返してやろうと思ったのではないだろうか。「真犯人メール」に使われたフリーテルのスマホは、3月末にイオン南砂店で買い、SIMカードの3HKは同じく3月末に秋葉原の三月兎で買ったことを明らかにしている。その後、被告は一か月ほど掛け、秘密の暴露を書けないまま「真犯人メール」を作っていったのである。

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    2014.08.22 Fri l PC遠隔操作事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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