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     「全て自分がやった」と全面的に自白したときでも被告の無実を疑わなかったのは、先に上げた「無実の証拠(1)」があったのと雲取山にUSBが埋められたのは12月1日ではないと分かっていたからである。

     犯人が雲取山に遠隔操作の「iesys」と附属ツールのソースコード一式を埋めたと送ってきた写真は2つあった。「このへん写真」と「USB写真」である。「このへん写真」は「ヤマレコ」サイトに掲載されていた写真で、自分で登っているのに何故か他人の写真を使っていた。もうひとつの「USB写真」はトリミングが極端で、実際にUSBが掘り出されるまでは合成ではないかと疑われていた。私はこの「USB写真」が撮られた日を特定していたのである。

     「USB写真」は台座のシャフトが写っており、その日は晴れていたようで、その影がハッキリ写っている。三角点はその性質上、東西南北や垂直水平方向を測定して作られているだろうから、この影により、太陽の高度と方位を計算し、写真が撮られた日時を特定することが出来る。太陽の高度と方位は刻一刻と変化し、同じ組み合わせになるのは年間を通じてほぼ2日しかなく、その時刻については分単位でピタリと計算できるのである。

    まず、
    ① シャフトの影から太陽の方位と角度を求める計算式を考える。シャフト長及びシャフトから台座の端までの幅が分かれば、太陽方位と角度を求める計算式が作れる。三角点の一片は18cmでここから台座の基礎データを求めることができる。ただ、シャフト長等は撮影時の角度を考慮する必要があり、写真から直接、測定するのは難しい。そこで、

    ② あらかじめ太陽の方位と角度が分かっている写真で、逆にこの値を求めることにする。太陽の方位と角度は位置情報と時刻が分かれば計算してくれる便利なサイトがある。このため、シャフトの影が写っている撮影日時が分かった写真であればよい。ちなみに雲取山の山頂の位置は東経138.9439で北緯35.85553である。ここで、撮影時刻が分かった写真として使ったのは「ヤマレコ」に掲載された三角点の写真である。この三角点の写真の詳細ページをみるとiPhone 5で撮られており2012年12月24日 11:51とある。撮影機材がiPhoneなので時刻は正確であろうと思われる。

    ③ この写真を使って計算した結果シャフト長は4.4cmでシャフトから台座の端までの幅は10.6cmとなった。この値を使って、別の撮影日が分かっている写真で検証してみた。元写真の撮影時刻に誤差がないかを検証するためと、その方法で撮影日時が特定できるかを検証するためである。ここでは「USB写真」と同じような写真を使った。使ったのは「2012/11雲取山」とだけ書かれた「旅行記」ブログの三角点の写真である。計算が正しければ、その撮影日と時刻が特定できるはずである。このブログには三角点を撮ったその晩に天気予報をみた画面が写っており、これで撮影日を特定できると思われる。

    計算して求めた撮影日天気予報からみた日が11月24日と一致し、問題なく特定できた。

    ⑤そこで、「USB写真(kokohore2)」の写真を使って太陽の高度と方位を計算し、撮影された日時を特定してみた。

    写真解析3

    その結果、方位157.6°、高度27.3°となり、12月1日ではなくもっと後の日で撮影日は計算上、12月19日か12月20日ということになった。

    1-9撮影日1


    ここで、12月20日には10時5分に山頂についている人がいるのでUSBを埋めたのは12月19日だったということになる。この日撮られた三角点の写真があるが、これをみると、「このへん写真」と「USB写真」の写真の2つの疑問点も説明不要で氷解するのである。

    12月19日三角点21


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    2014.08.20 Wed l PC遠隔操作事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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