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    STAP論文の撤回を言い出したのは若山氏である。論文のテラトーマの写真に博士論文の画像が使われていることが分かり、2014年3月10日のNHKの取材に論文を撤回したほうがいいと発言している。しかし、この画像については著者全員が署名し、既にネイチャーに修正依頼済みであった。共著者は若山氏の突然の発言にその真意を測りかねたことだろう。

    その後、3月25日になり、若山氏保存のSTAP幹細胞から、小保方氏に渡したマウスの系統とは別の系統のマウスの遺伝子が検出されたとの報道がなされた。このような状況になり笹井氏らは論文撤回もやむなしという立場になっていったと思われる。4月16日の記者会見で笹井氏は「組み上げ細工のいくつかの部品にヒビが入ってしまった。そうしたときにやはり、私の今の考えとしてはいったん有望ではあるが仮説として戻して検証しなおす必要がある。」と語っている。

    STAP論文にはアーティクルとレターがある。アーティクルはSTAP細胞について書かれ、レターはSTAP細胞を増殖するように変化させたSTAP幹細胞、FI幹細胞について書かれていた。筆頭著者はどちらも小保方氏であるが、論文の決定権をもつシニアオーサーはアーティクルでは大和氏(東京女子医科大)とバカンティ氏、レターはバカンティ氏と若山氏であった。レターについては、若山氏の意向で撤回することで話はまとまったが、アーティクルの撤回については小保方氏、バカンティ氏は反対していた。それが、止む無く撤回に至ったのは、若山氏がレターに「キメラマウスの写真の取り違い」があると言い出したからである。この経緯が「あの日」に次のように書かれている。

    「キメラマウスの写真の取り違いについては、実際に実験を行い写真を撮った若山先生が気づかなかったミスを、「小保方が図表を作成した」という部分をさり気なく強調した内容で資料が作られ、ネイチャーに報告するとも言ってきた。」若山先生はずっと前からこの写真が載った論文の草稿を見ていたはずなのに、実験して写真を撮った若山先生が気づかなかったものを、どうして私に気がつけるものかと絶望したが、自分の責任も強く感じ情けなさで胸がいっぱいになった。結局、このキメラマウスの通報が決定打となり、ネイチャー編集部からアーティクルのほうも撤回することを勧める内容のメールが届いた。バカンティ先生からは「もうこの混乱から抜け出し、前に進もう」とのメールが届いた。

    ネイチャーに送られた撤回理由書にはこの「キメラマウスの写真の取り違い」が次のように書かれている。

    (1) Letter の Figure 1a と b は、図の説明にあるように、ES 細胞と STAP細胞由来のキメラ胚の比較ではなく、共に STAP 細胞由来の胚を掲載していた。

    この取り違いがあるとされた写真は以下である。

    キメラ胚

    桂調査委員会はこれについて調査し、その調査結果と評価を次のように書いている。

    (調査結果)
    Letter Fig.1a が同 Fig.1b と同様に STAP 細胞由来のキメラである点は、蛍光顕微鏡付属のハードディスクに残存する写真(2012 年 7 月 17 日撮影)と若山氏のメモにより確認した。
    (評価)
    誤りであることは確実である。STAP 細胞の胎盤への寄与は Letter の論点として重要であり、研究の価値を高めるために強引に胎盤と断定した可能性があるが、悪意であったと認定することはできず、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。


    もともとネットではこの2つの胎児の頭部血管の形状が酷似していることから同一個体の疑義が出ていた。キメラの実験をし写真を撮った本人が間違えたと言ったので、その真偽を確かめる者もなかったが、この2つの写真を同じSTAP細胞由来で説明することはできないと思う。

    私はこの写真に取り違いはなく、「取り違い」は論文撤回をしたいがための若山氏の方便だったと思っている。



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    2017.01.11 Wed l STAP細胞事件 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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