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    FES1はFLS3だという仮説を裏付ける記事が日経サイエンス2015年3月号にある。

    若山氏が使っているのはSLC社の白マウス129X1で、大田氏が好んで用いたのはクレア社の茶色マウス129+Terだ。論文に書かれていたのはクレア社の129+Terだったが、遠藤氏はSTAP論文のNGSデータから、FLSの親マウスは129X1だと予測した。

    結局、調査委員会は遠藤氏の予測通り、FES1は129X1だったとしている。

    京大細胞

    大田氏が若山研に来たのは2004年、そしてFES1が凍結保存されたのが2005年12月である。

    日経サイエンスがいう論文とは、2005年3月8日に大田氏が「BIOLOGY of REPRODUCTION」に投稿した「Generation of Normal Progeny by Intracytoplasmic Sperm Injection Following Grafting of Testicular Tissue from Cloned Mice That Died Postnatally」(出生後に死亡したクローンマウスの精巣組織を移植後、卵細胞質内精子注入法(ICSI)によって正常な子孫を作製)のことだと思われる。

    大田氏は2004年3月にも「Journal of Reproduction and Development」に投稿しているが、そのとき使用したマウスは全て、静岡実験動物センターのものであり、129系統のマウスは使用していない。

    その2005年3月の論文では、使用マウスについて次のように書いている。

    未成熟なB6C3F1オスマウス、成人ICRメスマウス、および成人BDF1メスマウスは、静岡実験動物センター(浜松、日本)から購入しました。129 / SV-TerメスマウスおよびオスのICRヌードマウスを、それぞれ日本クレア社、そして日本チャールス・リバー社から購入しました。

    ここでは129/SV-Terと書かれているが、日本クレア社では「129+Ter/SVJcl」と「+」表記している。

    この論文には129+Terメスマウスと岡部B6オスマウスを掛け合わせた129B6F1マウスを核移植のドナーとしたことが書かれている。FES1はこのとき作った受精卵ES細胞で、結局、使わずに凍結保存されたということだろう。

    さて、このように論文で丁寧に記述されている茶色の129+Terメスマウスが、実は別会社(SLC社)の白い129X1メスマウスだったというのはあり得ない話である。

    解析されたFES1は大田氏が作ったES細胞ではなかった。

    それは129X1マウスと岡部B6マウスの掛け合わせで生まれた仔マウスから小保方氏がSTAP細胞を作り、若山氏がSTAP幹細胞にしたFLS3に他ならなかったのである。

    次回はまた「近縁率表」に戻って、妨害工作の全容を明らかにしたい。



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    2016.09.01 Thu l STAP細胞事件 l コメント (8) トラックバック (0) l top

    コメント

    No title
    プロトコールエクスチェンジ、初めてみました。これは小保方氏が書くはずだったが、論文の掲載が早まり丹羽氏が書いたということでした。これらはプロトコールエクスチェンジを書くために新たに実験したときのマウスだと思います。実際の論文に使ったマウスは2012年8月位で終わっていますから。調査委員会はその期間には129/Sv Rosa26-GFP のマウスはいなかったと言っているのだと思います。
    2016.09.03 Sat l wamoga. URL l 編集
    No title
    理研のプロトコールにも
    C57BL/6 carrying Oct4-gfp (29 of 29), 129/ Sv carrying Rosa26- gfp (2 of 2), and 129/Svx C57BL/6 carrying cag- gfp(12 of 16) とありますが。
    2016.09.03 Sat l KK. URL l 編集
    No title
    それについては、129/Sv carrying Rosa26-GFP マウスそのものを指していて、市販の129X1を指しているのではないと思います。笹井氏が129 CAG-GFPマウスを129/Sv carrying Rosa26-GFP マウスと思っていて書き間違えたんじゃないかと思います。
    2016.09.03 Sat l wamoga. URL l 編集
    調査委員会報告書10ページ中段、
    ー 129/Sv carrying Rosa26-GFP マウスは理研CDBに導入された記録や飼育記録はないことから、これは誤記と考えられー
    とあるのは違いますか?
    2016.09.03 Sat l L.L.. URL l 編集
    No title
    L.L.さん
    若山氏が渡していた129/Svの話はCAG-GFPが組み込まれたトンジェニックマウスのことで、市販マウスとは違います。

    129/Svの導入記録も飼育記録もないというのは初耳です。

    2016.09.03 Sat l wamoga. URL l 編集
    No title
    kkさん
    日本エスエルシーでそのような事実は把握していないというのは当然だと思います。
    飼育会社でミトコンドリアがB6になるというのは、母親がB6マウスだったということになります。生まれてしばらくは授乳期間があるので129の白マウスが黒いB6の母親から乳を吸っているという光景に飼育者が気付かないわけはありませんから。
    2016.09.03 Sat l wamoga. URL l 編集
    桂委員会は
    129/Svマウスは理研CDBの導入記録も、飼育記録も無いので、129/Svマウスを小保方さんに渡したという若山さんの発言は勘違いで、129B6F1マウスを渡していたと。
    若山さんは、129/Svマウスを渡していたのに、129B6F1マウスの細胞で戻されたと、論文撤回。
    2016.09.03 Sat l L.L.. URL l 編集
    No title
    The STAP case という ブログをご存知ですか?
    ブログ主さんが供給元の日本エスエルシーに尋ねられて、ミトコンドリアDNAのことが書かれています。
    <Hatena Blog The STAP case >
    2016.09.02 Fri l KK. URL l 編集

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