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    「STAP細胞事件」でもっとも不可解な解析結果のひとつに、小保方氏が保管していたテラトーマサンプルの解析結果がある。小保方氏がOct4-GFPをもつSTAP細胞によりテラトーマを作ったにも関わらず、そのテラトーマのサンプルからはOct4-GFPが見つからず、Acr/CAG-GFP(アクロシン)が検出され(①と②)、また、一部の組織ではいずれのGFPも検出されず(③)、ホストマウスの組織だと解析されたからだ。

    スライドグラス_convert

    ES細胞のような多能性細胞を免疫不全マウスに移植すると、増殖しながら勝手に様々な組織に分化するのでテラトーマ(奇形腫)ができる。このため、移植したSTAP細胞でテラトーマが出来れば、STAP細胞が多能性を持っている証拠になる。STAP細胞からSTAP幹細胞、FI幹細胞、キメラを作ったのは若山氏であるが、テラトーマを作ったのは小保方氏である。そのため、他人の手が入っていないテラトーマの解析結果はより注目されていた。

    テラトーマの担当が小保方氏だったのには理由がある。STAP細胞はほとんど増殖しないので、そのまま移植してもテラトーマを形成しない。そのためハーバードのバカンティ研で組織工学のノウハウを習得していた小保方氏が担当したのである。Article論文にはSTAP細胞を特殊な3ミリ角のメッシュに播種したものを培養して皮下移植したことが書かれている。

    小保方氏はテラトーマの実験を複数回行っている。12月27日に行った移植については、実験ノート(左)が公開されており、3匹の免疫不全マウスに移植した記述がある。また、テラトーマの様子が書かれている実験ノート(右)も公開されている。左の移植部位と右のテラトーマの位置は違うのだが、さて、この右の実験ノートは12月27日に移植して出来たテラトーマのものだろうか。

    実験ノート_convert


    ここで、テラトーマの実験に関して、告白本「あの日」では、次のように書かれている。

    「STAP細胞からのテラトーマの実験も複数回行われていたが、それらのサンプルもなくなっていた。後の9月3日に設立された第二次調査委員会によって実際に解析されたキメラマウスは、若山先生から「成功したキメラ」として渡され、DNA抽出が若山研の他のスタッフによって行われ、DNAとして保存されていたものだった。テラトーマに関しては、私がアメリカ出張の間にできてきたサンプルだった。そして調査の結果それらは、すべて既存のES細胞由来だったと結論つけられた。」

    調査委員会で解析したのは12月27日に移植したテラトーマであるから、アメリカ出張の間にできてきたサンプルとはこのテラトーマのことで、これがアクロシン入り(Acr/CAG-GFP)でES細胞由来とされたことになる。

    さて、ここからテラトーマの怪についての考察になるが、かなり憶測を重ねているので、そうだとすれば説明が付くというぐらいに思って読んでもらいたい。

    12月27日の実験ノートはNo2から始まっていて、No1がない。このNoは免疫不全マウスの通し番号だと思われる。No1(マウスの識別では「左カット」になるだろう)は、おそらく、STAP幹細胞を使ってのテラトーマの実験に使われるものだったのではないだろうか。

    このテラトーマの移植前には4Nキメラが作られている。2011年11月28日に撮影された4Nキメラは129B6F1マウスのSTAP細胞から作られたものである。最初のSTAP幹細胞がそうであったように、キメラを作った残りのSTAP細胞で、STAP幹細胞が作られている可能性があるのだ。このときのB6マウスはアクロシンGFPを持った岡部マウスであり、このSTAP幹細胞を使って、若山研ではNo1にテラトーマを作っていたのではないだろうか。STAP幹細胞であればES細胞と同様に増殖するので、この移植作業は小保方氏でなくても出来る。

    小保方氏の12月27日の移植であるが、これは失敗に終わったのではないだろうか。論文では、移植前に10^7個のSTAP細胞を24回時間培養したと書かれているが、実験ノートにはそれより2桁少ない10^5で、マウスを手に入れた同じ日に移植している。培養時間はせいぜい半日程度であろう。このため、テラトーマは出来なかった。犯人は、その失敗したマウスにSTAP幹細胞を移植してテラトーマを作り、小保方氏にテラトーマが出来たと思わせたのではないだろうか。

    帰国した小保方氏は出来ていたテラトーマを取り出し、パラフィンブロックとスライドグラスを作ったのだろう。そうであれば、スライドグラスに「6Weeks+PGA 12/27移植 Haruko」(PGAはPFA(パラホルムアルデヒド)の間違い?)の文字が書かれていてもおかしくない。おそらくテラトーマが出来た位置は実験ノーに記した部位とは違っていただろう。テラトーマが出来なければどこに移植したのか分からないからである。ここで、ホストマウスの組織があるのは、小保方氏が実験ノートに記した移植した部位を切り出したので、それがホストマウスの組織となったのではないだろうか。

    テラトーマのサンプルにおいて、この12月27日作製のサンプルだけが残された理由は、それが犯人が作ったテラトーマだったからということになる。そして目論見通り、調査委員会はES細胞の混入であると結論付けたのである。



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    2016.02.10 Wed l STAP細胞事件 l コメント (4) トラックバック (0) l top

    コメント

    No title
    FES1、FES2については大田氏が作製したものと違うと思います。これは一度、山梨大の若山研を経由して解析されていますから、ここでFLS3とすり替わっていると思います。
    http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-99.html
    http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-98.html
    2016.02.14 Sun l wamoga. URL l 編集
    No title
    岡部B6マウスから樹立されたstap幹細胞やFI幹細胞が、7年前に作成されたFES1とゲノムがほとんど一致することについてはどう考えますか?
    2016.02.12 Fri l popo. URL l 編集
    No title
    下北沢さん
    犯人はキメラが成功した(STAP細胞の万能性が証明された)次の実験から偽装工作に出ていると思います。おそらく、2Nキメラをつくったときです。CAG-GFPの若山B6マウスはAcr/CAG-GFPの岡部B6マウスにすり替わっています。ES細胞のすり替えはありません。マウスのすり替えだけです。
    2016.02.11 Thu l wamoga. URL l 編集
    No title
    >テラトーマのサンプルにおいて、この12月27日作製のサンプルだけが残された理由は、それが犯人が作ったテラトーマだったからということになる。

    この頃からすでにES細胞すり替えが行われていたということでしょうか?
    2016.02.11 Thu l 下北沢. URL l 編集

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